スポンサーサイト 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
箱庭から出て行った男 
「ダークナイト ライジング」
観に行って来ました。
感想ではあるけどどっちらけの頭の中垂れ流しで、誰かに伝えやすくするという努力は放棄しているメモ的。1、2はうろ覚え。ついでに言うと好意的ではありません。なんか、良くも悪くも心の中の膿がどろどろ出てくるシリーズではあったな。
母が先に観に行っていて「面白い」って言ってたのと、1、2を観に行ったので完結編見ないのは変だよなぁと思って行ってきた。
感想。なんだこの豪華絢爛なメトロノームのような映画は。
引用元。めだかボックス。すごいけど感動しない。雑味のない完璧さ。
パンフに「かくて円環は閉じられた」ってあったけど、1に戻ってきたって時点で私の評価がた落ちだよね。ラーズ・アル・グール、私の中の悪役ランキングでは最下位に近いよ。行き過ぎた理性の結果の狂気なら萌えたけど、あのひとどこまでも理性的で淡白で優しくて面白くない。ミスキャストなんじゃねーかってずっと思ってる。
逆に言えば、2のジョーカーがあまりにも、あまりにも最高すぎた。映画史に燦然と輝く、永遠の銀幕の中のヒール。今回のベインが屈強な肉体以前に理知的であまりにも的確すぎて、秩序(コスモス)に則っていたのに対し、ジョーカーは混沌(カオス)だった。そしてその狂気は、不合理さは、バットマンの対極、正反対だったからこそ壮絶なカタルシスがあった。
必要悪であるベインは確かにバットマンの敵なんだけど、魂の片割れ、鏡の向こうのバットマンにはなりえない。中途半端に相容れる存在の癖に敵対してるっていうか。彼は、そしてラーズとその意志を継ぐ者は、基本的に理知的、論理的なんだけど、考えが一周し過ぎて破壊にしか向かず、そのあとの答えも救いも用意していない。そのくせ人間の範疇なので、「理解不能の混沌」であったジョーカーほどの破壊的な魅力は、「人の倫理の延長線上」にはない。そんな馬鹿野郎どもに相対するだけでいっぱいいっぱいの「ただの人間」バットマンは当然すべてを救えないし、一人の幸せを求めるのであれば無私の正義として表舞台で戦い続けることはできない。別にそれはそれでいいけど、というかブルース・ウェインの人生でバットマンにならずにそういう戦い方をできていたのならはなからこんなことにはならなかったし、ゴッサムシティはバットマンのための犯罪者の箱庭であるからして(少なくともそういうメタな考えを私は捨てられないので)、いくらノーラン監督が人間バットマンを作り育て完結させても、あの街はきっとあと何度でも、そしていつまでも箱庭である。そして、それでいい。
あ、キャットウーマンの意義はともかく、アン・ハサウェイのセクシーメイドとキャットウーマンの素晴らしい脚線美、凶器のヒールが美しいのでまったく構わないですよね。
映像的快感もねぇ・・・。私別にCGじゃない逆さ吊りの飛行機とか、何千人規模の殴り合いとかあんまり興味ないわ。というか、前作の札束の山を燃やしたり、病院から崩れかけのナースコスプレしてスイッチ押して「あれ、失敗したかな」とジェスチャーしてたらどっかんどっかん爆発したあのシーンのクールさは本当痺れるくらいステキだった。ああん現実にいて欲しくないけどフィクションの存在としては最高。ジョーカー。
どうでもいいけどキリアンまた出てたよね?似てる人だったのかな。エンドロール怠くてそこまで見てなかった。
そういやアルフレッドさんはあのお坊っちゃまに最後まで(今回は冒頭まで)耳の痛いことを言い続ける素晴らしい執事でした。バットマン1で何が良かったって、皆が揃いも揃ってバットマン、ブルース坊っちゃんに「お前本当にそれでいいと思ってんの?」って言い続けるところだったんだよ。
ブレイク刑事は美味しい役どころでしたね。ていうか、むしろゴードンさん正体知らなかったんだっけ!?っていう。あとおじいちゃんにあんまり無茶させんな。心配になるだろ。
しかしバットマンはゴッサムシティのヒーローだけど、実に都合のいい神様で・・・。なんかその辺もにょるよね。中の人については誰も考えないのかよ、っていう。でもそこで考えてくれてたアルフレッドさんはさぁ。本当にお坊っちゃんはもー。
ああ、あと、ゴッサムシティがプラスティック爆弾でどっかんどっかんやられて橋爆破されたシーンの俯瞰図。あれ私これ一年前見たよね?って思った。その名はシュテルンビルト。ウロボロス、クリームちゃんの仕掛けたジェイク様釈放大作戦。「一人で戦うのなら、仮面は必要だ。大切な人を守るために」オーイ聞いてるかよ金髪巻き毛の眼鏡兎。

なんかアメリカの上映で事件あったらしいのでジョーカーがどうのってしばらく禁止ワードかな・・・。過ぎたマッドもクレイジーも、二次元のフィクションの中でこそ暴れて欲しい。それを笑って愛でていたい。なぜならリアルにはあっちこっちに転がってて下手に突っつくと怒られるので。転がってるからこそ笑ったり愛でたりできるんだけど。そういえば広辞苑でカタルシス引いたら、思ってた意味と微妙に違ったけど、ダークナイトシリーズはまさしくカタルシスな映画であり、だからリアルどうしてこうなったって感じではある。
インセプションよりはダレなくてよかったかな。盛り上がりもしなかったけど。

いっそ、獣のような肉体的、物理的な敵でも良かったんじゃないかなぁ。誰かの理屈を借りて暴れる凶悪。ただ暴風雨の前に無力なヒーローを。8年のブランクの代償があんまり感じられなかったんだよねぇ。まぁ8年惚けてなかったら未然に防げただろうけど。肉体的にも衰えてたから後手に回りまくったってのもあるだろうけど。もっと8年間「なんにもしてこなかった」自分のツケに精神的に痛めつけられても良かったかなぁって(主に8年前の件で痛めつけられていた気がしたので)
スポンサーサイト
承認待ちコメント 
このコメントは管理者の承認待ちです

管理者にだけ表示を許可する

トラックバックURL
http://specials.blog33.fc2.com/tb.php/361-b16a3b65

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。